追伸、

拝啓

お元気ですか。かわったことも特にないといいですね。
私は相変わらず、時々浮かれて、また深刻なことを考えては眠れぬ夜を過ごしています。
他人の生き死になんて本当はいちばんどうでもいいことだろうに、なぜでしょうね、同年代があっさり自殺することだけはどうしてもつらいのです。
まだまだなんでもできたはずなのに。

だから許されるなら、私は道しるべになりたい、いや道そのものになりたい。
なんだっていいんだよ、どうやったって大丈夫なんだよと、鼻歌を歌いながら歩ける、そんな道に。雨の日の雪の日も、歩いていける、道に。
いつもわけのわからないことばかり、言って困らせてごめんなさい。
また会えたら、なんでも話し合って、夜中まで一緒にいたいです。
お元気で。


追伸、靴をはかないで踊るのはまだやめられません。