青山、カフェ、アボカド

友人が来日したので会いに行った。スコットランド人でロンドン在住の彼は、美大で絵やデザインの勉強をしている。日本が大好きで日本語ぺらぺら、箸も上手に使いこなすし年下なのになんかすごい。今年の4月から8月末まで日本に滞在していたのだけど、冬休みを利用してまた10日間程日本に来た。ひとつの国に対して、すごいモチベーションだと思う。事実、彼の作品には東京のビル群をモチーフにしたものが多い。
原宿で待ち合わせて、何をするでもなく歩き出したら、青山にいいカフェがあるからそこに行こうということになった。原宿の古着屋で働いていた彼はその周辺に詳しく、行き着いたカフェも可愛くて素敵な場所だった。センスがでるなあ。とぼんやり思った。
曇り空だったけどカフェでご飯を食べながら、とめどなく、初めて会ったときのことや、東京に来てからの話、ロンドンでの話をした。私と彼はロンドンにいたとき一度しか会った事がなく、しかもお互い泥酔していた。共通の友人の誕生日パーティだったのだけど、彼が来日することを話してくれて意気投合し、また絶対に日本で会おう、と約束しあった。私が帰国して幾度かのメールのやりとりをし、彼は本当に4月に日本に来た。
一番印象に残っているのは8月末、帰国前に二人でガンダムを見に行った時のことだ。随分喜んでくれたので嬉しかった。その後、お互い予定があるので新宿まで移動してお茶を飲んでいた時に、ぽつりと「帰りたくないな」といった彼の横顔は、ちょっと忘れがたい。大学が9月から始まるから、楽しみではあるんだけど。とつけくわえたあと、日本が好きだから、と。
青山で彼の作品やスケッチブックを見せてもらった後、渋谷まで歩いた。私がペルーに行く、という話をしたら、折角長くいるんならドキュメンタリーを撮ったら面白いんじゃないか、と提案してくれた。ただ、楽しむ為に行こうと思っていたけど、そういう目的が付加されると、ぞくぞくするほどペルー行きが意味のあるものに思えてきて、すごく楽しかった。そんなに大仰なものじゃなくても、映像日記みたいなものをつくってみたいと思う。そうして勢いにのったので渋谷のビックカメラに、どんなカメラが売っているか見に行った。
その後またもや彼のお薦め可愛いカフェでお茶をして(やはりUKのひとはお茶が好きだからなのか、彼が散歩好きだからなのか、無限に素敵なカフェを知っている。)おみやげにクリスマスティーというものを頂き、駅前でハグをして別れた。次に会えるのは8ヶ月後くらい。お互い色々新しいことを始めて、それの成果が見え始めている事だと思われるので、再会が楽しみだねと言い合った。


その後私は高田馬場に移動してポールダンスのレッスンへ。2回目だったのですが相変わらず下手。初めたばっかだし仕方ないか。ただ、出来なかった技が出来る様になるのはとても嬉しい。来週も行きます。
秋葉原に行って忘れ物を受け取り、カレーを食べて帰宅。筋肉痛対策に、長風呂をしてマッサージを念入りに行って寝た。