ウホッ!!いい男たち~ヤマジュン・パーフェクト/山川純一

今日、ギークビルで初めてくそみそテクニック等を読んだ。

いやね、最初はネタだと思っていました。
やらないか、とウホッいい男だけの、それだけのゲイ漫画だと。




私の考えは間違っていました。
100%言い切ります。山川純一は偉大な漫画家です。
所謂「ガチムチ系」のゲイが出会いただセックスをするだけの漫画、とは言い切れない理由はストーリーの面白さにあります。
時には高校の教師と柔道部の性生徒二人、ある時は警察官と小学生。またあるときは兄と弟。息子と父の愛人。
一見よくあるカップリングのようですが、ヤマジュンの描く悲喜こもごもな人間模様が彼の作品をただのゲイ漫画とは決して呼ばせません。
思わず朗読したくなるコミカルなギャグ作品もさることながら、それとは対照的なシリアスな作品の完成度も非常に高いです。




ヤマジュン・パーフェクトは単行本3冊分に未収録分も含めたボリュームたっぷりの一冊なのですが、この本に作者からのコメント等は掲載されていません。
普通、小説や漫画が文庫本になったり特装版になったときは作者からのコメントが入ったりしますよね。
作者は連載終了後暫くして消息不明になっているそうでそういったものを掲載することは出来なかったようです。
彼がもう一度ペンをとり、それが掲載された本を読む事はもう出来ないのでしょうか。



大変眠くなってきたのでまた今度加筆修正します